ゴールディーのお人形



ゴールディーは
お人形を作り始めると
寝る間も惜しんで魂をこめて作り上げていきます
途中で 休んでしまうと
お人形がかわいそうだから・・・

木製のお人形に使う小枝も
腕や足にしてくださいと言っているような
枝がみつかるまで探して

ていねいに色を混ぜて
顔や首 耳 腕 手など 細かい部分まできれいな肌色を
塗っては乾かし 
乾いてから色を確かめます

白いキャミソールとおそろいのタイツ
グレーの靴下 黒い靴
お着換えのできる服を縫い
茶色の巻き毛を描き
人形に話しかけながら
人形の眼に何回も何回も笑いかけます
それは やさしくてかわいらしい笑顔
その笑顔をうつすように
そっくりの顔の笑顔のお人形が生まれます

この笑顔がゴールディー・ローゼンツヴァイク人形の人気の秘密で
お店にだすとすぐ売れてしまい
作っても作っても注文に追いつかないほどです

それでも 決して
もっと 手に入りやすい木くずを使ったり
時間をかけずに色を塗ったりすることはしませんでした

ある日
ゴールディは 町へでかけます
お気に入りのお店のひとつ
ミスター・ソロモンのお店は
ゴールディのお人形も買い入れてくれている
世界中の美しいものを仕入れているお店です

彼女はそこで
素晴らしく美しい 繊細な磁器でできた中国のランプに目がとまり
ソロモンさんに値段をたずねると
お人形を27個も作らなければならいくらいの高価なランプでした

それでも 
ゴールディはそのランプの灯りで
お人形を作る幸せな時間を想像して
ランプを買うことに決めました
ゴールディの気持ちがわかるソロモンさんは
3分の1 値段を引いてくれた上に
今日から そのランプを使って
お人形を作ることをすすめてくれました

大事に抱えながら
お人形の箱を作ってくれている友人の職人
オームスにそのランプをみせると
”君って 芸術家なんだね。
 こんな高いものを買うなんて正気とは思えないよ”

ゴールディは 家に戻ると
さっきまでの嬉しい気持ちはどこかに消えてしまいました

どんなに美しくても
オームスの言うとおり 灯りにもならないランプのために
3か月間 食うや食わずでお人形を作らなければならないし
お人形を作る材料だって買わなければならないのに・・・

ゴールディは 憂鬱になって
寂しくてたまらない孤独な気持になってしまいました
だんだん 
自分が 中身がなくて空っぽで
うつろな つまらない人間のような気がして
気持ちが粉々になっていくのでした

それから 座り込んで泣きはじめ そのまま眠ってしまいました

夢の中だったのかもしれません
優しい声がきこました
”私は あなたの買ったランプを作ったんです。
 だから 私達は友達ですね。”

”あなたのことは 知らないわ”とゴールディが言うと
会ったことのないその人はこう言いました
”あなたは 私のことをずっとよく知っています。
 私は あのランプを 会ったこともないあなたのために作ったのです。
 どこかの誰かが きっと気に入ってくれると信じて
 一生懸命作ったのです。”

ゴールディーは
目覚めると
小さなランプの明かりのおかげで
自分の部屋が
今までとまるで違う やさしい雰囲気に変わっているのです

ゴールディーはとても幸せでした
”私の家。ここは私が仕事に使う小さなナイフと ランプとお茶があって
 ベッドと作業台と材料の木があって 私はここで
 会ったことのない友だちのために 小さな木の人形を作るの。”
 
               by ゴールディのお人形

bebeちゃんが愛読していて 
プレゼントしてもらった
"ゴールディのお人形”のお話の内容です

この本の中の お人形職人"ゴールディー”の魂と
bebeちゃんの魂が重なって
私は bebeちゃんのお人形が愛おしくてなりません・・・


PS: ただいま bebe-chanの作品がこちらのフェアーに出展されています
   どうぞ みなさま 
   愛おしさあふれるお人形たちに会いに行ってくださいね。

   "ミニチュアドールフェア”  
         @銀座人形館 エンジェルドールズ
         12/5(金)〜11(木) 
          www.angel-dolls.com


 











小さい子たち


             :Bath Time
              by アニタ・オリバー(bears)&エーニッヒ(bath set) 


小さい子たちを 集めています
きっかけになったのは
体調4cmの 極小テディ
どちらかというと ファニーフェイス

このサイズで
手足が動くジョイントベアということに驚いて
そのまま1/12や1/24サイズに縮小された
緻密なリアルトーイの世界に
あっという間に 迷い込んでしまいました

小さい子たちを追いかける不思議の国のrukaです
                  ・・・(笑)